岐阜・美濃市・おすすめ旅館・岡専旅館

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皆様ごきげんよう。皆様岐阜県の美濃市ってご存知ですか?私はこの度岐阜の美濃市へ行ってまいりました。美濃市にはうだつの町(『うだつ』と言う防火壁が建つ江戸時代あたりからの家々が立ち並ぶ町)があり、日本3大和紙のひとつ、美濃和紙もあります。近辺には、岐阜城や、関ヶ原、モネの池(名もなき池)など見どころが沢山あり、アニメ呪術廻戦に登場する宿儺のモデルにもなった両面宿儺の像が祀られたお寺もあるんですよ。そんな岐阜県で今回私がおすすめしたい宿は、美濃市の”時代を感じる”『岡専旅館』です。どんな旅館なのかさっそくご紹介させて頂きます。

 



岡専旅館

岡専旅館があるうだつのまち

『岡専旅館』は岐阜市美濃市魚屋町と言う町にあります。美濃市に着くと大きな看板がありました。

美濃市にはユネスコ文化遺産に登録された和紙づくりの技法で作った『美濃和紙』があります。美濃和紙は日本3大和紙の1つだそうです。そして、美濃市にはうだつが立っている古い町並みがあります。『うだつ』とは家と家の間に建てる防火壁で、立派なうだつを建てるにはとてもお金がかかったそうで、当時競うように立派な『うだつ』を建てていたそうです。そんなことから『うだつの上がる』成功した人、立派な人、『うだつの上がらない』何をやってもうまくいかない人、と言う表現をするようになったそうです。そして今回おすすめする『岡専旅館』にも立派なうだつが建っていました。

『岡専旅館』(岡専)は美濃市駅から徒歩10分くらいです。岡専さんに着くとさっそく、おかみさんが旅館の中を案内してくれます。おかみさんは色々とお話をしてくれて、明るく親しみがあり、可愛らしい方です。おかみさんと少し世間話しなどをした後、まだ夕飯まで時間があったので、うだつの町をお散歩する事にしました。


いかがですか? ここが美濃市うだつの町です。この『鬼滅の刃』の世界にいるような町並み。素敵でしょ! まるでタイムスリップしたかのようです。

 

岡専旅館の敷地内

散歩から岡専さんに帰えって来たら、敷地を探検します。(笑)


岡専さんには立派な中庭があり、奥へ進むととても古そうな小屋がありました。その先へ進むと祠があります。辺りは真っ暗で電灯で照らされた光景はちょっと肝試しのようでもありましたが、とても幻想的でした。怖がりの方は日が暮れてからの探検はやめた方がいいかしれません。(笑)

岡専旅館は1818年(江戸時代!)から旅館を経営していますが、旅館を営む前は『塩屋』だったそうです。今でも塩を保管していた蔵がありました。

どこを見ても『鬼滅の刃』の世界に入り込んだようで、今にも鬼が出て来そうです。(笑)

 

お部屋と1日目の夕飯と守り神!?

さて、外を探索したら今度は室内です。今回私達には2つの部屋を用意してくださいました。1つは食事をする部屋で、はめ殺しの襖の向こう側の部屋は寝室という感じです。




しばらくするとおかみさんが部屋にきて、明治時代にデザインされた岡専旅館のマッチをプレゼントしてくれました。昔はこのマッチは部屋に備えてあったそうですが、今では全室禁煙なのでお客さんにこうして記念にと配っているそうです。今ではこのようなマッチは珍しいのではないですかね。どうなんでしょう?!

 

さて、いよいよ初日の夕飯です。

『ザ・和食』豪華です! お夕飯を20:30でと予約時にお願いしていたので、旅館での夕飯時刻にしては遅い時間帯だったせいか、天ぷらや白米が暖かくなかったので少し残念でしたが、とても美味しかったです。お米はもち米を少し混ぜているのかと思うほど、もちもち感があったので、おかみさんに尋ねたところ、以前ゆめぴりかをお米屋さんに勧められてお客さまにお出ししたところ、大変好評だったのでそれからお米は『ゆめぴりか』を使用しているとの事でした。

実はおかみさんが私たちの部屋に夕飯を運び終わり、私と娘の白米をお茶碗によそいながら『今年の10月に泊まりに来てこちらの部屋にお泊まりになったお客さんが、ここのお部屋の写真を撮った時に〜うちの守り神というか〜えっと〜”座敷童”が写ったと教えてくれて写真をメールで送ってくれたんです。』と教えてくれたのです。私達2人はすかさず、『え〜見たい見たい!』と2人とも興味津々でした。そしたら、おかみさんは『あっそうですか?! 見たいですか?! 今スマホを持ってまいりますのでちょっと待っててください!』と私達の反応にウキウキな感じでスマホを取りに行きました。おかみさんに写真を見せてもらうと、ここのお部屋の掛け軸のところに2つと、テレビのところには大きなオーブが写っていました。歴史のある古い旅館なので、もしかしたらとは思っていました。私も娘もその手の話は結構好きなので、おかみさんと話がはずみました。残念ながらこの日はこの部屋で何か空気が違うような感じはしませんでしたが、もしかすると!と期待が膨らみます。3泊する間に何か起こるかも知れないと楽しみになりました。

夕飯を食べ終わり、お次は”銅の湯船”があるお風呂に入ります。銅の湯船は殺菌作用と保温効果があるとか。お風呂場はお部屋から一旦外に出て岡専さんの玄関方面へ少し行ったところにあります。引き戸を開けると玄関のような空間があります。また引き戸があるのでそこを開けて1段上がると脱衣場になっています。ここの2つの引き戸に鍵が付いているので安心です。そしてまた引き戸があり、お風呂場になります。お風呂場は2つシャワーがありました。2人でちょうどいい位の広さです。銅の湯船は座ると足が伸ばせるくらい広くて、肩までたっぷり浸かれる深さがあります。写真を撮り忘れてしまったので、こちらの説明で皆様に伝わるかしら。>_<  ちなみに湯船のお湯は他のお客さん達がいる時はお湯は交換されることなくそのままだそうです。なので、もし他のお客さん達の後でお風呂に入る場合、湯船にお湯をいっぱい足して湯船のお湯を新しいお湯と循環させるといいかもしれません。お風呂はそんな感じです。

寝室にはドライヤーとお膳の上に小さな鏡台が置いてありました。助かります。

食事をとる部屋と寝室には掛け軸と襖にはとても古い絵が描かれていました。額縁に入った古い絵も飾ってあります。後日おかみさんに話を聞いたところ、これらの絵もおそらくこの建物を建てた当時のものだと思います,との事で、絵に詳しいお客さんがお泊まりになった時に、襖の富士山の絵を見て、昔の有名な画家のサインとよく似てると言われたそうです。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下や洗面所




 

部屋の外は廊下で、引き戸で仕切られているだけす。私たちが岡専さんに泊まったのは11月中旬でしたが、それほど寒くなかったので廊下に出てもさほど寒く感じませんでした。

洗面所はちょうど食事をとる部屋の掛け軸やテレビがある壁の裏側が洗面所になっていて、その奥にトイレがあります。トイレは江戸時代からのものではなく、洋式トイレが2つ、男性用のトイレが2つありました。男性と女性とに分かれた空間にはなっていません。(時代ものの建物なので仕方ありません。)とても清潔に保たれていて、気になる方のために便座を除菌できるスプレーも置いてあり、安心して使用できました。洗面所に入る扉とトイレ入り口の扉が引き戸なので、他に宿泊者がいる時は引き戸が開け閉めされる度に音がするので気になる方もいらっしゃると思いますが、そんなことも含めて時代ものの宿に泊まるという体験を楽しみたいものです。

2日目と3日目の食事

上の写真は2日目の朝食です。 この朝食に使用されている煮魚のお皿と煮物の器は、なんと!明治時代に使用されていた物だそうです。今のおかみさんに代替わりした時におかみさんが蔵から引っ張り出して朝食にだけ使用することにしたそうです。『当時の陶器は欠けやすく気を遣いながら扱っているんですが、蔵にしまいっぱなしよりは使用してお客さんに喜んでもらった方がいいと思って』とおっしゃってました。しかし私たちがこのお話をおかみさんから聞いたのは3日目の夕飯の時だったので、2日目と3日目の朝食時にはそんな貴重なお皿で頂いているなんて知らずに、ただひたすら朝食を堪能していました。こちらの陶器は今のものと比べると少し薄いかな?という感じですが、1つ1つ手書きで出来ている為、同じ絵柄でも少しづつ違っていました。(本当に貴重な代物だと思います。)

2日目の夕飯です。

 

3日目の朝食

 

最後の夕食です。

 

最後の朝食です。岡専旅館での全ての食事がこれで最後となり、3泊4日和食尽くしを満喫しました。

 

 

江戸時代に大名が泊まった部屋

3日目、夕飯を片付けに来たおかみさんと色々なお話をさせて頂きました。江戸時代に当時の譜代大名である青山大名が美濃市にいらした時に『岡専旅館』の2階に泊まったそうです。私達が泊まった部屋の真上だそうです。おかみさんが嫁いだ時、先代のおかみさんからは大名が泊まった部屋へは入ることすら禁止されていたそうで、現在2階は使用されていないとのですが、以前建築に詳しい方から是非見せてほしいと依頼があったそうで、お見せしたところ、2階の部屋の作りはとても珍しい技法が使われていて、大変貴重な作りだと言われたそうです。そんな貴重な部屋ですが、おかみさんはこれから2階も開放してお客様に泊まっていただけるようにしていこうと考えていらっしゃるそうです。 興味津々な私はすかさず、2階を見せてもらってもいいですか?とおかみさんにお願いしました。 おかみさんは、ぜひどうぞ見て下さい。とおっしゃってくれました。当時2階建ての家を建てるときは、お殿様を見下ろしてはいけないと言う事で、2階建ては低く建てられてたそうです。



2階へ上がる階段です。とても急な階段でした。 何か壁に飾ってあります。何が書いてあるのか分かりませんが、人、近、月、?、江 でしょうか? とても古そうです。

上の写真の部屋は私たちが泊まったすぐ上の部屋になり、青山大名がお泊まりになった部屋だそうです。襖は新しいものに張り替えられているようでした。2階はまだ使用はされていないと伺ったのですが、もしかしたらここはもう使用しているのかも知れません。

 


こちら側の建物の天井はとても低くなっていました。今見ると廊下付きあたりに扉があるので、もしかしたら奥にもう1つ部屋があったのかもしれません。 残念ながらその扉に気付かず、その先を見ずに戻ってきてしまいました。 こちら2つの部屋は、襖も昔のままのようです。天井がとても低いので、圧迫感がありました。エアコン(とても古い型)や照明器具、ブラウン管のテレビなどがあるもののもっともっと古い年代を感じられる部屋です。きっとこちら側の部屋が使用されていないのかも知れません。

私たちが使用していた洗面所の上にあたる場所に洗面所がありましたが、トイレはなさそうでした。

 


登った階段とは違う階段をおりて、下の階へと戻りました。 誰もいない2階、しかも使用されていない空間は少しだけ異世界のような不思議な気持ちになりました。

最後になりますが、岡専さんにも立派なうだつ(写真右側にある三角のような飾りのついた防火壁)があります! 本当にうだつのあがる素敵な旅館でした。

 

岡専さん3泊4日お世話になりました。私たちがいた3泊4日には座敷童は残念ながら現れなかったようですが(気付けなかったのかもしれません)、本当に貴重な体験と種類豊富なおいしいお食事、おかみさんとの楽しい会話はとてもいい思い出です。もっともっとおかみさんから『岡専旅館』の歴史や美濃市の歴史を聞きたいと思いました。またいつか美濃市を訪れた時は岡専さんにまた泊まりたいと思います。 皆様もぜひ時代を感じることができる『岡専旅館』に泊まってみて下さい。本当におすすめです。 今回私と娘が岐阜旅行で訪れた岐阜城や、モネの池(名もなき池)、宿儺がいるお寺などにも興味がある方は両面宿儺に逢いに行く岐阜旅行もチェックして見てください。

ここまで読んでお付き合いくださり、ありがとうございました。

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